新サービスについて説明する陣野取締役(右)=30日午後、県庁

 北関東綜合警備保障(宇都宮市不動前1丁目、青木靖典(あおきやすのり)社長)は30日、顧客の依頼を受けて同社の警備員が金融機関の全自動貸金庫に顧客の代わりに貴重品を入出庫する新サービス「あんしんお届け金庫」の提供を11月1日に始めると発表した。近年、自然災害や特殊詐欺などが多発する中、自宅で貴重品を保管することへのリスク対策などとして貸金庫ニーズがある一方、金融機関に足を運べない人もいるためサービスを開発した。第1弾は栃木銀行(黒本淳之介(くろもとじゅんのすけ)頭取)陽南支店で始める。

 新サービスは、健康上の理由で金融機関に来店できない人や、貸金庫の操作に不安がある人などの利用を見込む。