庁舎前で記念撮影する町職員ら

 【塩谷】町役場の庁舎移転に伴う、現庁舎の閉庁式が2日、同庁舎で行われた。町職員ら約80人が玄関前に集い、築後71年にわたり町村政の中心となった庁舎に別れを告げた。町は6日から新庁舎で業務を行う。

 現庁舎は1952年、玉生村役場庁舎として新築された。船生、大宮村との合併による塩谷村や、同町役場として8度の増築を経て引き継がれてきた。

 閉庁式で見形和久(みかたかずひさ)町長は、歴代町長の名前を挙げるなどし「現庁舎において多くの先人たちが築き上げ、連綿と受け継がれてきた歴史と伝統を私たち職員が新庁舎でしっかりと受け継いでいきたい」とあいさつした。

 町議会の和気勝英(わきかつえい)議長は「万感胸に迫るものがある。先輩方が培ってきた崇高な志を新議場に引き継ぎ、町民に信頼される議会に向けて取り組んでいく」と述べた。

 国旗・町旗を降納し、出席者らは庁舎前で記念撮影も行った。