来年8月の任期満了に伴う野木町長選で、同町議の黒川広(くろかわひろし)氏(73)は7日、下野新聞社の取材に対し、無所属で立候補する意向を明らかにした。
黒川氏は、6日に5選出馬を表明した現職の真瀬宏子(ませひろこ)町長(77)について「実績は評価するが、多選の弊害は大きい」と指摘。さらに「自分の民間企業での経験を生かせば、デジタル化や多様性尊重などに対応したよりよい町政運営ができる」と述べ、高齢者支援や駅前再開発などを進めたいとしている。
黒川氏は早稲田大卒、元NTT社員。東京都出身で、1989年に町内に転居した。2012年の町議補選に立候補して初当選し、現在4期目。この間、議長も務めた。