延長後半9分、矢板中央のMF小森(中央)が勝ち越し点を奪い左手を突き上げ喜ぶ=11日午後、県グリーンスタジアム

 第102回全国高校サッカー選手権大会栃木大会最終日は11日、県グリーンスタジアムで決勝が行われ、矢板中央が延長戦の末に2-1で国学院栃木に競り勝ち、2年ぶり13度目の頂点に立った。

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 矢板中央は0-0で迎えた後半ロスタイム2分にPKを獲得。これをMF鳥塚翔真(とりづかしょうま)が冷静に左隅に決めて先制した。直後に失点して前後半10分ずつの延長に突入したが、同後半9分にMF小森輝星(こもりきら)が頭で勝ち越しゴールを奪った。

 先制を許した国学院栃木はすぐにMF河治大雅(かわじたいが)のシュートで追い付く粘りを見せたが、その後は矢板中央の堅守に阻まれて及ばなかった。

 全国大会には各都道府県の代表48校が出場。組み合わせ抽選会は20日に都内で行われ、12月28日に国立競技場で開幕する。