歯科医療機器製造のナカニシ(鹿沼市下日向、中西英一(なかにしえいいち)社長)は12日までに、2023年12月期連結決算の業績予想を修正した。8月公表の前回予想に比べ、売上高は4・1%減の605億6900万円、経常利益が7・5%減の182億4600万円、純利益は77・2%増の246億1300万円とした。
売上高と経常利益の減少は、北米でのデンタルチェア販売が下振れする見通しとなったため。一方、8月に完全子会社化した米国のデンタルチェア会社を再評価したところ、株式の段階取得による差益が発生。特別利益113億6100万円を計上し、純利益は増加した。
同日発表した23年1~9月期連結決算は、売上高が前年同期比14・2%増の412億1700万円、経常利益が4・8%増の154億600万円、純利益が約2・2倍の223億8400万円。