那須雪崩事故の公判で2日目となる被告人質問が行われた14日の宇都宮地裁。亡くなった生徒と教諭の計8人が行動を共にした1班の引率者の男性被告(55)が、雪崩事故直前の行動やいきさつなどを詳細に語った。よどみなく、淡々と質問に答えた被告。「生徒が指示に従わず、登山のパーティーとして崩壊していた」などと訴えた。生徒らに責任転嫁するかのような発言に、法廷でじっと耳を傾けた遺族は「誠実さに欠けている」と憤った。
地裁の206号法廷。上下黒のスーツにネクタイ姿の男性被告は、遺族側に一礼して証言台の手前に座った。両手を握って両ひざに置き、正面の裁判長を見据えた。
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