情報サービスのTKC(宇都宮市鶴田町、飯塚真規(いいづかまさのり)社長)が14日発表した2023年9月期連結決算は、売上高が前期比6・0%増の719億1500万円、経常利益が8・0%増の147億7200万円、純利益が16・2%増の108億2600万円でいずれも過去最高を更新した。

 消費税のインボイス(適格請求書)制度や改正電子帳簿保存法に対応したソフトウエアなどの販売が増加。地方公共団体事業は地方税共通納税システムの対象税目拡大などに伴うソフトウエア利用が増えたほか、転出・転入手続きのワンストップ化などのシステム導入支援サービスが伸びた。

 1株当たりの期末配当は8月公表の予想に比べ6円増配の51円、年間配当は前期比12円増の90円。

 24年9月期の連結業績予想は、売上高が3・4%増の743億4千万円、経常利益が2・9%増の152億円、純利益が横ばいの108億3千万円を見込む。