東京商工リサーチ宇都宮支店は16日、貨物運送業のテイオウ(佐野市大橋町)が10日までに事業を停止し、弁護士一任で破産手続きの申請準備に入ったと発表した。負債総額は約2億円。

 東京商工リサーチ宇都宮支店によると、テイオウは2018年設立。車両を複数台そろえ、住宅関連も建築資材や鋼材、飲料など幅広い製品の輸送を手がけていた。

 一方、新型コロナウイルス禍による経済活動の鈍化などで業績が振るわず、資金繰りが悪化。事業の存続を断念した。

 テイオウの関連会社では、食料・飲料卸売業のJSSホールディングス(佐野市田島町)も10日までに事業を停止し、法的整理の準備に入っている。負債総額は約5千万円。