11月は「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」の月間。運動は2004年、小山市で幼い兄弟が虐待を受けた末に殺害された事件を契機に始まり、各地に広がった。賛同する登録サポーターは今月上旬までに全国で個人2万7107人、1227団体・社に上る。一方、運動の出発点となった本県はサポーター登録が353人、13団体・社にとどまり、関係者からは「少ない」との声も。事業所やNPOがイベント開催や募金など地道な活動を続け児童虐待防止を下支えしている。
04年9月、当時4歳と3歳の兄弟が思川に投げ落とされ、死亡した。事件を契機に、市民サークル「カンガルーOYAMA」が発足。発案したのが、児童虐待防止を訴える「オレンジリボン」だった。賛同する個人や団体、企業がサポーター登録し、オレンジリボンの着用や普及啓発、寄付などで運動を支えている。
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