今年の好条件だと、14日の午後9時ごろは1時間当たり30個超、15日午前0時から午前3時ごろは、同じく70個ほどの流星が見える可能性があるという。

 ただ、どこで見るかは観測の“成否”を左右する。原さんは「街の明かりがなく、空が広く見渡せる場所が良いです」と教えてくれた。前述した予想される観測個数も、「空の暗い場所で観測した場合」(原さん)を前提にしている。

 また最低でも15分は観測した方が、屋外の暗さに目が慣れる。冷え込みが厳しい季節だが、少し我慢して夜空を見続けることも、美しい流星群を眺めるこつになりそうだ。原さんは「暖かい服装と楽な姿勢で観察できるようにしましょう」とアドバイスしてくれた。

気になる出現ピークの天気は…

 13日は晴れ、各地で流星群が観測された。一方、ピーク後半の天気は厳しい。宇都宮気象地方気象台が14日午後4時36分に発表した栃木県の天気概況によると、14日は高気圧に覆われるが、気圧の谷や湿った空気の影響を受けるため、夜は曇りになる見込み。15日は前線や湿った空気の影響で、雨で昼過ぎから曇りになる見込み。

<<
2件
>>
最終ページ