サッカーJ2栃木SCの新監督に元日本代表DFの田中誠(たなかまこと)氏(48)が就任することが4日、関係者への取材で分かった。
田中氏は静岡県出身。現役時代はJ1磐田などでプレーした。日本代表ではジーコ監督の下で32試合に出場し、2006年ワールドカップドイツ大会アジア予選突破に貢献。11年の現役引退後は磐田の下部組織監督を経て、17年からトップチームのコーチを務めた。現在は磐田の強化部に所属しながら、常葉大(静岡)のコーチとして学生を指導している。
また新監督を支えるヘッドコーチとして今季までJ2金沢を率いた柳下正明(やなぎしたまさあき)氏(63)が就任する。柳下氏はこれまで磐田やJ2札幌などで監督を歴任。金沢で7季目を迎えた今季は22チーム中最下位となり、来季のJ3降格が決定。契約満了に伴い今季限りで退任した。
田中氏がJリーグで監督を務めるのは初。クラブは名門・磐田での指導経験を高く評価したとみられ、柳下氏とは03年シーズンで監督と選手の関係だった。
栃木SCは今季19位で終わり、2年間チームを率いた時崎悠(ときさきゆう)監督が今季限りで退任している。