【高根沢】定例町議会最終日の7日、町執行部はプレミアム率40%の商品券発行事業を含む本年度一般会計補正予算を追加提案し、可決された。加藤公博(かとうきみひろ)町長は「県内最高クラスの割増率では」としている。
事業は物価高騰を踏まえた生活者支援や効果的な消費喚起などが目的。町商工会が発行主体となり、1セット1万4千円分(千円券14枚つづり)を1万円で販売する。協力依頼中の町内約140店舗で23日〜来年3月末日に使用できる。
購入できるのは18歳以上の町民で対象者は約2万4千人。購入は先着順で1人2セットまで。今月23、24両日の午前9時〜午後3時に商工会館と町民ホール、25日以降は午前9時〜午後5時に商工会館で販売する。購入時は運転免許証などが必要。発行総数は1万2500セット。
予算総額1億7500万円のうち、プレミアム分の5千万円は国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を充当する。
町執行部は当初、購入限度額を1人5セットの5万円と説明。議会側は閉会後の議員協議会で「割増率が高く一部の人による買い占めが起こる可能性もある。多くの人に行き渡らせるためにも上限を1人2セットにしたい」と意見集約し、これを執行部が受け入れた。