茨城県大子町役場で開かれた同盟会の設立総会

 【大田原・矢板・那須塩原・那須・那珂川】本県北東部と茨城県北部を通る「北関東北部横断道路(仮称)」の整備を目指し、両県の9市町がこのほど、整備促進同盟会を設立した。両県にまたがる八溝地域などに、高速道路など広域的な道路網を構成する高規格道路の空白地帯がある。北部横断道路と東北自動車道の接続なども想定し、一致団結して国への整備の要望活動に取り組む。

 構成市町は本県5市町と、茨城県の日立、常陸太田、高萩、大子の4市町。

 北部横断道路は2021年度、21世紀半ばの姿を展望した国や両県の広域道路交通計画に「構想路線」として位置付けられた。起点や終点、延長などはこれから検討される。