バスケットボールの第75回全日本大学選手権大会(インカレ)最終日は17日、群馬県の太田市総合体育館で男子決勝などが行われ、本県の白鴎大(関東1位)は前回王者の東海大(関東5位)に71-68で競り勝ち、2年ぶり2度目の頂点に立った。女子の白鴎大と合わせて学校史上初のインカレ男女同時優勝を飾った。

 白鴎大は第1クオーター(Q)、脇真大(わきまさひろ)のドライブ、嘉数啓希(かかずひろき)の3点シュートなどで19-14と先行。第2Qは東海大のゾーンディフェンスに攻め手を欠いて逆転を許し、35-37で折り返した。

 第3Qも東海大の勢いが上回り、第4Q序盤で10点を追う展開となった。しかし白鴎大はここから反撃。ポーグ健(けん)の2本の3点シュートや脇のドライブからの得点で徐々に差を詰め、同6分にシソコ・ドラマネのゴールで逆転。その後は一進一退を繰り返す中、最終盤に再びドラマネのゴールで突き放し、粘る東海大を振り切った。

我慢の末に悲願成就 白鷗大

 試合終了のブザーとともに感情を爆発させた白鴎大の選手たち。3年連続で同一カードとなった男子決勝で昨年の借りを返し、網野友雄(あみのともお)監督は「我慢の時間が続いたが諦めなかった選手を誇らしく思う」と柔和な表情で振り返った。