自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件が、県内でも波紋を広げている。パーティー券購入代金を「裏金」として還流させていた疑惑が浮かぶ中、渦中の安倍派(清和政策研究会)に所属する本県の上野通子(うえのみちこ)参院議員、簗和生(やなかずお)衆院議員は共に還流の有無について口を閉ざしたままだ。
繰り返される「政治とカネ」の問題。事件を通じてクローズアップされた政治資金パーティーと資金集めの実態、購入者側の思惑を、県内関係者への取材で探る。
18日夜、宇都宮市内のホテル。「上野通子と栃木の未来を考えるまちづくりセミナー」と称したパーティーが非公開で開かれていた。規模を縮小し、国会議員や県議の出席も直前で取りやめた。
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