ギフト物流業のラオックス・ロジスティクス(栃木市岩舟町静戸、浜野幸也(はまのゆきなり)社長)は来春、商品の自社配送を始める。トラックなどの運転手不足で物流の停滞が懸念される「2024年問題」対策として、商品の安定配送を図る。
同社は、親会社のギフト販売大手シャディ(東京都港区)のギフト発送作業など、主に倉庫業務を手がけている。倉庫に商品を搬入する業者から「人手が足りない」などの声を聞き、今後、従来通りの配送サービスを提供できくなる可能性があると判断。サービスレベルを維持するため、これまで他社に依頼してきた配送の一部を自社で行うことにした。
ラオックス・ロジスティクスは既に一般貨物自動車運送事業の営業許可を申請した。2トントラックやワンボックス車計5台で小規模配送から始める予定。
同社は「倉庫業としての保管・加工業務と輸送サービスを組み合わせた新たなサービスの提供に取り組んでいきたい」としている。