第103回全国高校ラグビー大会第3日は30日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で2回戦16試合が行われ、シード勢が初戦を迎える。Bシードで本県の国学院栃木(24大会連続29度目)は午前10時45分から長崎南山(3大会ぶり7度目)と激突する。
長崎南山は県大会決勝で強豪の長崎北陽台と26-26で引き分け両校優勝、抽選の末に本大会出場をつかんだ。フォワードとバックスが一体となった展開ラグビーを得意とする。過去最高成績はベスト16。
山梨学院(初出場)との初戦は6点ビハインドから後半残り10分で逆転。28-26で競り勝った。17歳以下日本代表で中学時代は相撲で全国大会に出場したプロップ本山佳龍(もとやまけいたつ)=187センチ、120キロ=には警戒が必要だ。
国学院栃木は初戦の相手を長崎南山と想定し、対策を重ねてきた。フォワードの平均体重は国学院栃木の96・0キロに対し長崎南山は95・8キロとほぼ互角。相手の豊富な運動量に対し強固な守備から流れをつかみたい。
吉岡肇(よしおかはじめ)監督は「長崎南山は県大会から劇的に勝ち上がり底力がある。しかしうちもシードなので負ける訳にはいかない。いい勝ち方で勢いをつけて3回戦に進みたい」と見据えている。