東京商工リサーチ宇都宮支店と帝国データバンク宇都宮支店は5日、物品管理業などのARC-マイメックス(栃木市岩舟町和泉)が事業を停止し、事後処理を弁護士に一任したと発表した。東京商工リサーチ宇都宮支店によると、2023年10月31日までに事業を停止し、負債総額は約5億6100万円。
同支店によると、ARC-マイメックスは2009年設立。主に倉庫への入庫や在庫管理、検品や検針、出荷を請け負っていた。
19年11月に自社倉庫を新築し取引を活発化させたが、直後に発生した新型コロナウイルス禍で業績は低迷。得意先との取引が解消するなど受注環境が悪化する中、倉庫への先行投資や赤字決算による累積損失から借り入れが膨らんだ。業績が上向かないことで資金繰りが苦しくなり、事業継続は困難と判断した。