【鹿沼】市消防出初め式が8日開かれ、市中心部の古峯原宮通りでは、新型コロナウイルス禍で中止されていた分列行進が4年ぶりに行われた。
沿道から市民が見守る中、婦人防火クラブ員や消防団員ら約600人が隊列を組んで行進し、消防車やはしご車など39台が後に続いた。小太刀昭(こだちあきら)市消防団長は「地域の皆さんとの連携をさらに深め、総合的な防災力の強化に努めたい。各種訓練に真摯(しんし)に取り組み、消防の知識と技術の習得に力を入れたい」と話した。
分列行進に先立ち、坂田山2丁目のかぬまケーブルテレビホールで式典が行われ、佐藤信(さとうしん)市長は「市民が安全で安心して暮らせる鹿沼の実現のため、より一層のご尽力をお願いしたい」と式辞を述べた。また模範行動や永年勤続などで分団など19団体、個人136人が表彰された。