県内の若者が日常生活に取り入れられる脱炭素の行動を紹介しようと、県は11日、動画投稿アプリのTikTok(ティックトック)とインスタグラムで広告動画の配信を始めた。1本15秒のショート動画で9種類作成し、気候変動対策への協力などを呼びかけている。
動画名は「ちょっと待って! 今すぐできるカーボンニュートラル」。発光ダイオード(LED)電球への買い替えをはじめ、暖房の適切な温度設定や公共交通機関の利用、壁や窓の断熱化など個人が取り組める対策を紹介している。
10〜30代の県民を中心に来月29日まで配信し、今月17日からは県のユーチューブ公式チャンネルでも公開する。
県は2030年度までに、家庭分野の温室ガス排出量を13年度比72%減の88万トンにまで減らす目標を掲げている。県気候変動対策課の担当者は「カーボンニュートラルの実現は一人一人の行動の積み重ねが大切。動画を契機に日常生活を見直してみてほしい」と話している。