「早期に県立高の共学化を実現すべきである」。昨夏、埼玉県教委が同県男女共同参画苦情処理委員からこう勧告され、話題となった。男女別学の県立高は本県にも8校あるが、現在、都道府県立として設置しているのは5県のみ。ジェンダー平等意識が高まる中、男女別学校の是非は注目されるテーマとなっている。他県の現状を紹介しながら3回にわたって考える。
女子であることを理由に県立の男子高校の入学を拒んでいることは不適切で、女子差別撤廃条約に違反している-。埼玉県男女共同参画苦情処理委員に苦情の申し出があったのは2022年4月。共学化を求める同委員への要望は約20年ぶりのことだった。
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