栃木県庁

 栃木県保健福祉部は23日、県南健康福祉センター管内の高齢者施設でノロウイルスを原因とする感染性胃腸炎が集団発生し、入所者ら47人が感染したと発表した。

 同部によると、入所者31人と職員16人が13~23日、嘔吐(おうと)や下痢などの症状を訴えた。22日に施設から同センターに連絡があり、保健環境センターが23日に4人の検体を検査したところ、3人からノロウイルスが検出された。重症者はなく、全員が快方に向かっているという。

 今年の感染性胃腸炎集団発生(30人以上)の報告は初めて。昨年は過去5年で最多の15施設に上った。