宇都宮市役所

 宇都宮市は1日、市職員に対する暴力と暴言があったとして、保健福祉部の50代男性係長を停職1カ月、性風俗店で勤務し収入を得たとして、子ども部(保育園勤務)の20代女性保育士を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。いずれも同日付。

 市によると、男性係長は2023年12月22日、職場の忘年会で、酔った上で部下職員1人に、腕をつかみ引っ張るなどの暴力を振るい「お前ふざけるなよ」などと暴言を吐いた。被害のあった職員が市に相談し発覚した。

 女性保育士は、21年4月から23年12月にかけて、市内外の性風俗店2店舗で、計69日勤務し、約155万円の収入を得ていた。匿名の情報が市に寄せられ、調べたところ本人が認めた。女性は、2月1日付で依願退職した。

 佐藤栄一(さとうえいいち)市長は「不祥事を起こしたことは、市民の市政に対する信頼を大きく損ねるものであり、深くおわび申し上げます。事態を重く受け止め、信頼を取り戻すべく先頭に立ち、職員の意識改革に全力を尽くします」とコメントした。