栃木県警本部

 県警は1日、県内で同日午前0時~同9時までに、路面凍結によるスリップ事故が31件発生したと発表した。宇都宮地方気象台は未明から朝にかけて弱い雨が降り路面が凍ったとみている。

 県警交通企画課によると、発生は通勤通学時間帯の朝方が多く、7時台23件、6時台4件、8時台3件だった。事故原因となった第1当事者の車で、スタッドレスタイヤなど滑り止め未装着は5台だった。

 発生場所は茂木署管内が11件で最多。宇都宮中央、鹿沼、今市の3署が各4件で続いた。類型別では単独事故が28件、正面衝突と追突が各1件。けが人はいなかった。

 気象台によると、県内は週末に向けて冷え込みが予想される。同課は「雪が降れば注意しやすいが、湿って凍結した路面は分かりづらい。日陰や橋の上は溶けづらく、路面状況に十分注意してほしい」と呼びかけている。