開園当時の「コーヒーカップ」と青木さん

開園当時の「コーヒーカップ」に座る青木さん

開園当時の「コーヒーカップ」と青木さん 開園当時の「コーヒーカップ」に座る青木さん

 【小山】喜沢にあった「小山ゆうえんち」の昔懐かしい遊具が“里帰り”した。若木町2丁目の広告代理店「エーシー・エージェンシー」代表取締役の青木重雄(あおきしげお)さん(74)が昨年12月、長年使われていた「コーヒーカップ」2台を思川温泉の入り口に設置した。同遊園地の従業員だった青木さんは「ゆうえんちに携わっていた人間として、思い出を伝えていくのが自分の使命」と話している。

 同ゆうえんちは1960年5月に開園。間もなくコーヒーカップやゴーカートなどの遊具を設置し、レジャー施設として発展した。その後スケートリンクやボウリング場なども整備してにぎわったが、バブル崩壊などで経営が悪化し、2005年に閉園した。