4種の訓練競技を披露する消防署員たち

 【鹿沼】消防団の増員を図ろうと、市消防本部は11日、同本部でPRイベント「市消防フェスティバル」を開く。昨年に続き消防士になりきる体験企画を多種用意。今年は、昨夏行われた全国消防救助技術大会で17年ぶりの入賞を果たした訓練競技「ロープブリッジ救出」を初めて披露する。

 ロープ渡りや放水、ポンプ車への乗車などの体験企画を通して消防のPRを図る。同本部によると、昨年は初開催だったが、3千人ほどの来場があり想定を超える好評ぶりだった。

 今年の見どころは、県消防救助技術大会で2位になるなどし全国大会出場を果たした署員らによる実演。日頃訓練として行う4競技を披露する。大会後、一般公開は初めて。小池大貴(こいけひろき)消防士長(31)は「調整は十分。緊張感と迫力を楽しんでほしい」と話す。

 他にもマンホール状の救出訓練施設を迷路に見立てた「消防ダンジョン脱出チャレンジ」も実施。タレントのダニエル・カールさんの講演会も行う。ポンプ車やはしご車を使ったショーや、キッチンカーの出店なども楽しめる。

 午前9時50分〜午後1時。入場無料。同本部周辺に臨時駐車場を設けるほか、市花木センター(茂呂)からシャトルバスを運行する。(問)同本部地域消防課0289・63・1156。