足場が設置され対策工事が進む鶴田地区の現場

 【宇都宮】市は、市内の大規模盛り土造成地のうち、大地震などで地滑りや崩落が生じる恐れがあると判断した3カ所で本年度、対策工事を進めている。工事費は計約16億7千万円。2025年度までに完了する見込み。市によると、阪神・淡路大震災や新潟県中越地震などでの被害を踏まえ、同造成地を示すマップは全国の自治体が公表しているが、被災復旧ではなく完全な予防としての対策工事例は少なく、県内では初めてで全国でも珍しいという。