特殊詐欺被害を未然に防いだとして栃木署はこのほど、セブン-イレブン岩舟和泉店のパート従業員茅島美華(かやしまみか)さん(42)に感謝状を贈った。
茅島さんは1月4日午後、同店で市内の70代女性常連客から「ATMで現金20万円の下ろし方を教えてほしい」と言われ、使途を確認したところ「電子マネーを買うように指示されている」などと話したことから詐欺を疑った。県警が配布している詐欺の具体的な手口などを記載した封筒を見せ、購入をやめるよう説得。相談専用ダイヤル「♯9110」を案内して被害を防いだ。
吉田学(よしだまなぶ)署長から感謝状を受け取った茅島さんは「普段と様子が違い、焦っていたので怪しいと思った。翌日、女性から感謝の手紙を頂いた。詐欺に気付くことができて良かった」と話した。
同店は昨年、オーナー夫妻と息子の店長も詐欺被害を防止し、感謝状を受けている。