帝国データバンク宇都宮支店は13日、映像通信システム販売業のi-SHAPE(小山市城山町2丁目)が宇都宮地裁栃木支部から破産手続きの開始決定を受けたと発表した。1月31日付。負債総額は、2023年3月期決算時点で約1億7千万円。
帝国データバンク宇都宮支店やi-SHAPEのホームページによると、i-SHAPEは1990年設立。ホテルなど宿泊施設向けに、ペイテレビシステムやインターネット接続システムの販売設置業務を請け負っていた。
2019年には「ベーカリーズキッチン オハナ とちぎ店」(栃木市)、2021年には「焼き肉グレート小山西口店」を、フランチャイズ店舗としてオープン。多角化で売上高を伸ばしていた。
一方、ベーカリー事業は、台風被害や新型コロナウイルス感染拡大の影響で売り上げが伸び悩み、人材確保などの費用もかさむなど苦戦。2023年にベーカリー事業を譲渡し、今年1月末には焼き肉店も閉店。事業存続を断念し、法的整理に踏み切った。映像通信システム販売業は、関係会社に事業を引き継いだ。