市が初めてリニューアルする井頭温泉の施設。右奥がいちごチャットパレス

 【真岡】市は新年度、下籠谷(しもこもりや)の井頭温泉と、宿泊研修施設「いちごチャットパレス」を初めてリニューアルする。若者やファミリー層を取り込むため3億8千万円をかけ、施設内の広間や部屋の内装、ラウンジなどを改修し、滞在時間を延ばす工夫も施す。隣接する井頭公園周辺を「いがしらリゾート」と位置づけて誘客を強化しており、核となる施設の魅力向上を図る。

 両施設はつながっており、市プロジェクト推進課によると、温泉施設では長時間滞在してもらえるよう個室や家族向けのエリア、キッズスペース、無線のインターネット設備などを整備し、客単価を上げる食事処も刷新する。高齢者の利用が中心の平日に加え、週末の集客に力を入れる。