後半、2人掛かりで相手の突破を止める国学栃木守備陣=水戸市サッカー・ラグビー場

前半9分、国学栃木のWTB池田(右)が相手を振り切りトライを決める=水戸市立サッカー・ラグビー場

優勝の国学栃木

後半、2人掛かりで相手の突破を止める国学栃木守備陣=水戸市サッカー・ラグビー場 前半9分、国学栃木のWTB池田(右)が相手を振り切りトライを決める=水戸市立サッカー・ラグビー場 優勝の国学栃木

 第24回関東高校新人ラグビー最終日は18日、水戸市サッカー・ラグビー場で決勝などが行われ、本県1位の国学院栃木は先月の全国高校大会で優勝した桐蔭学園(神奈川1位)を10-7で破り、8年ぶり2度目の優勝を飾った。

 国学院栃木は前半9分、相手の反則で得た好機を生かし1年生WTB池田健心(いけだけんしん)のトライで先制した。SO神尾樹凜(かみおきりん)のゴールで7-0とし、後半14分には神尾のペナルティーゴールで3点を追加。相手の攻撃を後半27分の1トライ1ゴールに抑えた。

 自慢の堅守も光った。何度も自陣深くに攻め込まれながらも、主将のロック笹本直希(ささもとなおき)を中心に全員が体を張って応戦。最後まで逆転を許さなかった。

■闘志宿った伝統の守備

 全国王者の連続攻撃を、真骨頂の全員タックルと執念の粘りではね返し続けた。「やってくれた。感動した」。吉岡肇(よしおかはじめ)監督の熱を帯びた言葉が国学院栃木フィフティーンが成し遂げた事の大きさを表していた。