栃木県の人口の2・3%が外国人とされています。今回は県内に住む外国人について学びましょう。
県内に住む外国人は、年々増えています。新型コロナウイルスの感染拡大で外国に行ったり日本に来たりすることが制限された時期もありましたが、2022年12月末時点で4万4741人と過去最多となりました。皆さんの近くにも外国人が暮らしているかもしれません。
117の国や地域の人が住んでいます。ベトナムや中国、フィリピン、ブラジル、ペルーなど、アジアや南米からやって来る人が多いようです。
栃木県は工業や農業が盛んですが、働く人を探すことに苦労している会社や団体があります。そこで、外国の人に日本の技術を身に付けてもらうために働いてもらうこともあります。
県や市町は国際交流協会を設けており、地域に住む外国人をサポートしています。例えば、分かりやすい言葉でコミュニケーションを取る「やさしいにほんご」を広める活動をしたり、生活面の困り事を相談できる窓口をつくったりしています。外国人と交流するイベントや、支援したいという人向けの講座も開かれています。
国籍や文化の違いを認め合って生活することを「多文化共生」と言います。日本人も外国人も安心して暮らせる社会にしていきたいですね。