東京株式市場で日経平均株価の終値が史上最高値を付けた22日、株式投資を長年続けてきた県民からは「これまでにない株高だ」と喜びの声が上がった。ただ、足元を見ると物価上昇に賃上げが追い付いておらず、「生活面で恩恵は感じない」という声が相次ぐ。労働団体の幹部は、地域の中小企業に株高効果を波及させる必要性を唱えた。
「大変うれしいし、ありがたい」。30年以上にわたり株式投資を続けているという宇都宮市、会社員男性(62)は最高値を素直に喜んだ。株価が好調な半導体関連の株を中心に、買い増しを検討しているという。一方で「株価はいつか必ず下落する。時代に乗り遅れないよう、油断せずトレンドを見極めていきたい」と気を引き締めた。
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