今や私たちの生活に欠かせない存在となったコンビニエンスストア。栃木県内でも車を少し走らせるだけでさまざまなコンビニを見つける事ができる。県内で一番多いコンビニチェーン店はどこなのか。気になったので調べてみた。
今回調査したのは、日本フランチャイズチェーン協会の正会員となっている7社が展開するコンビニ「セブン-イレブン」「ファミリーマート」「ローソン」「ミニストップ」「デイリーヤマザキ」「セイコーマート」「ポプラ」だ。各社のホームページが2024年2月20日現在で公開している店舗数をまとめてみた。
圧倒的な店舗数を誇ったのは、セブン-イレブンの467店舗。次いで、ファミリーマートの213店舗、JR宇都宮駅にも店舗を構えるローソンは198店舗という意外な3位に落ち着いた。宇都宮大学周辺に多く見かけるミニストップは27店舗、デイリーヤマザキは12店舗という想像以上に少ない結果が出た。北海道で圧倒的シェアを誇るセイコーマートや広島県発祥のポプラは残念ながら県内に店舗がなかった。
実際に店舗数と人気度は比例しているのだろうか。デジタル報道部の公式X(旧ツイッター)とインスタグラムを使用して15日から22日まで好きなコンビニについて聞くWebアンケートを実施した。県内在住の93人と、県外居住の12人計105人が回答に協力してくれた。
結果は、店舗数でも1位を誇ったセブン-イレブンの圧勝。好きなコンビニについては複数回答可としたものの、セブン-イレブン一択の回答者は46人おり、複数回答した人も含めると全体の半数以上を占める78人がセブン-イレブンを「自分の好きなコンビニ」に選んだ。
理由として主に占めたのは「近所にあるから」と「オリジナル商品が好きだから」だった。「お弁当がおいしい」「外れがない」など飲食分野での圧倒的支持がうかがえた。電子マネー「nanaco」を理由に上げる人も複数いた。
続いて、店舗数では3位のローソンが人気度では2位に浮上。複数回答で選ぶ人が大半だったものの、40人がお気に入りのコンビニの一つとして挙げた。3位はファミリーマートの33人。ミニストップを一択として回答した人はいなかったが、複数回答では15人と健闘した。
今回のアンケートで頭角を現したのはセイコーマート。県内に店舗がないにもかかわらず、オリジナル商品やホットスナックが好きと推す県民が4人いた。今後の県内での出店にも期待がかかる。
今回のアンケートで店舗数と人気度は完全に比例する訳ではないことが読み取れた。理由を見ても、それぞれが持つオリジナル商品の良さに魅力を感じている人が多いようだ。普段行かないコンビニのオリジナル商品を手に取ってみるのも、新しい世界が広がっていいかもしれない。
(※このアンケートは多様な声を聞き取ることが目的で、無作為抽出で民意を把握する世論調査とは異なります。)