県の施策に女性の声を反映させようと、男女共同参画社会の実現を目指す「とちぎつばさの会」は24日、宇都宮市野沢町のパルティで理事会を開き、県に提出する要望書の原案をまとめた。昨年の先進7カ国(G7)男女共同参画・女性活躍担当相会合で採択された「日光声明」に呼応し、取り組みの具体化を働きかける。
つばさの会は、県の女性海外研修修了者ら会員約110人で組織する。日光声明の採択後、要望書の提出に向け話し合いを重ねてきた。
この日の理事会には、各支部の代表者ら11人が出席。要望書の原案として(1)女性副知事の登用(2)「女性政策塾」の開催(3)独立した男女共同参画の担当部署を県庁内に設置する-など15項目以上をまとめた。3月中に要望書を県へ提出する予定という。
菊池恵子(きくちけいこ)会長(80)は「男女平等社会の実現にはまだ課題が多い。私たちが行動することで若い世代を後押ししたい」と話した。