慢性的な資金不足に陥り、破産手続きの準備に入った自転車ロードレースチーム「那須ブラーゼン」の運営会社「NASPO」。2012年から10年以上にわたり、那須地域の観光振興と自転車競技の普及を掲げてきたが、コロナ禍後のスポンサー離れも大きく影響した。チームとしての今後の活動方針は不透明なまま。ファンや関係者からは一様に「残念」の声が上がった。
ブラーゼンと同じ本県を拠点とする宇都宮ブリッツェンの広瀬佳正(ひろせよしまさ)副社長(46)は「レースではライバルだが、県内の競技発展のため一緒に頑張ってきた。非常に残念」と語り、「今回のことを人ごととせず、今後のブリッツェンの経営に生かさなければならない」と表情は厳しい。
残り:約 730文字/全文:1049文字
この記事は会員限定記事です
「下野新聞デジタル」の会員のみご覧いただけます。
登録済みの方はこちら
愛読者(併読)・フル(単独)プラン・スタンダードプランの方
ログインする