20日の春分を前に、栃木県那須塩原市沼野田和の東那須野公園でラッパスイセンが次々と花を咲かせ、園内を春色に染めている。
地元住民でつくる東那須野地区ふれあい推進協議会が20年ほど前から植栽を続けている。園内の斜面など各所に計約15万株があり、同協議会によると19日現在、全体の半数が見頃。4月上旬まで楽しめる。
同日は晴れ間が広がった中、来園者は散策しながら黄色い花に見入ったり、写真を撮ったりしていた。
同市方京1丁目、会社員松尾歩美(まつおあゆみ)さん(44)は「少し風が冷たいが黄色い花を見て春の訪れを感じた。桜の咲く時季にまた来たい」と笑顔で話した。