帝国データバンク宇都宮支店は25日、土木工事業の岡川建設(宇都宮市御幸ケ原町)が宇都宮地裁から破産手続きの開始決定を受けたと発表した。13日付。負債総額は推定2千万円。

 帝国データバンク宇都宮支店によると、岡川建設は1989年創業で、91年設立。主に宇都宮市内のハウスメーカーや建売業者などの下請けで宅地造成や住宅の基礎工事を手がけていた。

 年商規模3千万円前後と事業は小規模で利幅が大きくない中、ウッドショックなどによる住宅価格の高騰で需要が低迷。新型コロナウイルスの流行もあり仕事量を確保できず、資金繰りが苦しくなった。2022年には宇都宮市海道町の本店を引き払い、事実上事業を停止していた。