署名提出などで宇都宮地検に入る佐々木さん(左)ら=25日午後、宇都宮市小幡2丁目

 宇都宮市の新4号国道で2023年2月、オートバイの同市、会社員佐々木一匡(ささきかずただ)さん=当時(63)=が時速160キロ超で走行していたとされる乗用車に追突され死亡した事故で、佐々木さんの妻多恵子(たえこ)さん(59)らが25日、事故で起訴された被告の罪名を危険運転致死罪に変更することなどを求める署名925人分を宇都宮地検に提出した。

 提出は6回目で、署名は計7万5875人分になった。多恵子さんらは、自動車運転処罰法違反の過失致死罪より法定刑が重い同法違反の危険運転致死罪への訴因変更などを求めている。

 多恵子さんは提出後、「信じて待ちたいが、判断に時間がかかっているので不安も大きい」と話した。