全国小学生タグラグビー北関東ブロック大会で主審を務める寺内(右)=1月、佐野市運動公園

 1月に佐野市運動公園でタグラグビーのSMBCカップ第20回全国小学生北関東大会が開かれ、県内唯一の女子高生レフェリーで佐野高3年寺内音和(てらうちとわ)が自身初の主審を務めた。選手との二刀流で活動を続けて約1年半。念願をかなえて今春から東海大に進み、「選手としても、審判としても4年間で可能性を広げたい」と成長を誓う。

 タグラグビーはタックルに代わり、選手の腰に付くタグを取り合う5人制競技。この大会で寺内は予選リーグ8試合を担当し、雨でぬれたピッチを縦横無尽に駆け回った。「緊張した。プレーを妨げてしまう場面もあった」と反省点を挙げつつも、「けが人は出なかったし、何より子どもたちが笑顔でプレーできて良かった」と振り返った。