帝国データバンク宇都宮支店は28日、訪問介護事業のVari(ヴェアリ、宇都宮市鶴田2丁目)が宇都宮地裁から破産手続きの開始決定を受けたと発表した。13日付。負債総額は推定1千万円。
帝国データバンク宇都宮支店によると、ヴェアリは2019年設立。当初は主に鍼灸(しんきゅう)機器の販売を手がけていたが、21年に大手訪問介護事業者とフランチャイズ契約を結び、高齢者や身体障害者ら向けに訪問介護事業を始めた。
新型コロナウイルスの流行で要介護者との接触機会が奪われ訪問介護事業は軌道に乗らず、鍼灸機器販売も振るわなかった。資金繰りが行き詰まり、23年4月に事業を停止した。