森島武芳氏

 市の大きな課題は経済の疲弊だ。2018年の大企業撤退を受け、岐路に立っている。今のままだと、矢板だけがガタガタと崩れ、市の浮上にとても長い時間がかかるようになってしまう。それだけは許せない。

 争点は「このままで良いか、悪いか」だ。閉塞(へいそく)感に満ちた状況にしっかりとメスを入れ、全力で未来を形づくっていく。

 雇用・経済政策を「一丁目一番地」に掲げるのは、それで生み出される財政の基盤があってこそ、子育て、教育、高齢者福祉など多くの施策の充実に取り組めるからだ。そうして暮らしよいまちをつくることが政治の役割と考えている。

 農業、林業、畜産業、製造業、サービス業など全産業を着実に前に進めなければ、市の将来はない。今やらないでいつやるのか。

 子どもたちに約束したい。大人が未来を思い団結して、精いっぱい努力、行動すれば未来を変えられることを見せる。皆さまと共に、未来を切り開くチャンスを与えてほしい。全身全霊をかけ、必ずものにする。