石灰製品製造の吉澤石灰工業(佐野市宮下町、松原維一郎(まつばらいいちろう)社長)など4社は、製品の製造過程で出る副生成物や工場から排出される二酸化炭素(CO2)を利用し、コンクリートの強度を高める製品を作る技術を開発した。脱炭素化に向けた取り組みの一環で、2027年度の本格生産を目指す。
同社などが開発したのは、溶接などに使われるアセチレンガスの製造過程で発生する物質と、同社が石灰製品を作る際に発生する排ガスに含まれるCO2を反応、固定化させることで、「カーバイド軽カル」と呼ばれる軽質炭酸カルシウムを製造する技術。他の3社は総合建設業の鴻池組、産業用ガス製造の高圧ガス工業、炭酸カルシウム製造の白石工業(いずれも大阪市)。
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