高得点をマークした谷田(順大)の平行棒の演技=高崎アリーナ

 体操のパリ五輪代表2次選考会を兼ねる個人総合の全日本選手権第2日は12日、群馬県の高崎アリーナで男子予選が行われ、県勢は作新学院高出の谷田雅治(たにだまさはる)(順大)が6種目合計83.364点で15位となり14日の決勝に進んだ。

 予選には72人がエントリー。谷田は1種目の鉄棒で全体68番目の12.266点と出遅れたが2種目以降で巻き返した。このほか作新学院高の片山空秋(かたやまあしゅう)が78.398点をマークし59位。30人による決勝には進めなかったが初出場で堂々の演技をみせた。

 既に代表に決まっている橋本大輝(はしもと・だいき)(セントラルスポーツ)が88.199点の首位で4連覇に前進した。2019年世界ジュニア選手権覇者で20歳の岡慎之助(おか・しんのすけ)(徳洲会)が2.033点差の2位。

 残り4枠の代表は、全日本の得点を持ち点に争う5月のNHK杯で決定。個人総合とチーム貢献度で各2人が選ばれる。