【宇都宮】高校生の自転車ヘルメットの着用率を上げようと、宇都宮中央署と県トラック協会宇都宮中央支部は11日、睦町の文星芸大付属高を「ヘルメット着用推進モデル校」に指定し、同校で生徒たちに委嘱状を交付した。
同支部はヘルメット100個を同校へ寄贈した。自転車通学の希望者に配布し、登下校などで着用してもらう。委嘱状を受け取った3年小口悠翔(こぐちゆうと)さん(17)は「他の生徒の見本となるよう正しくかぶり、交通ルールを伝えたい」と話した。
同校によると、3月21日朝、同校正門で同署員が自転車通学者のヘルメット着用状況を調べた結果、392人のうちかぶっていたのは22人で、着用率は5・6%にとどまった。高橋修司(たかはししゅうじ)署長は「自ら着用するだけでなく、友人たちにも重要性を伝えてほしい」と呼びかけた。