立憲民主党県連は19日、常任幹事会を開き、今秋にも行われる県知事選と宇都宮市長選で独自候補を擁立する方針を決めた。8月末の候補者決定を目指すという。
非公開の会議後、小池篤史(こいけあつし)幹事長は記者団の取材に「人に寄り添う県政、市政を実現する知事と市長をつくることが党の責任」と強調。擁立のあり方に関しては、公認や無所属候補としての支援などを選択肢に挙げた。擁立ができなかった場合の他党との連携についても否定しなかった。
知事と同市長の現職については「5期20年のゆがみが出ている」と指摘。党と隔たりのある、次世代型路面電車(LRT)や特別支援学校の寄宿舎問題を巡る政策を引き合いに「(現職は)経済界に軸足を置いている。生活者に寄り添う政治がおろそかになっているのではないか」と述べた。