カーテンのように自宅を囲むフジの花と海原さん夫妻

 【宇都宮】江曽島3丁目、団体職員海原裕一(かいはらゆういち)さん(67)方のフジの花が見頃を迎え、カーテンのように自宅を取り囲んでいる。

 妻の京子(きょうこ)さん(67)が2010年に近くのショッピングセンターで鉢植えのフジを購入し、庭に植えたのが始まり。つる性植物で成長が早く、自宅のフェンスに絡ませるように育てていくと、15年弱で25メートルほど東へ西へ伸びて自宅を囲んだ。裕一さんは「一晩で10センチぐらい伸びる。つるとの戦いです」と苦笑する。

 ただ、年に一度の開花の時季は通りかかる人が楽しんでくれているといい、裕一さんは「愛情を込めてまた1年間手入れをして、来年も花を咲かせたい」と生きがいにしている。