第3クオーター7分、ブレックスのニュービル(中央)がスチールを決める=千葉市の千葉ポートアリーナ

 バスケットボールBリーグ1部東地区首位の宇都宮ブレックスは28日、千葉市の千葉ポートアリーナで千葉Jを85-74で破り、2020~21シーズン以来3季ぶり3度目の地区優勝を決めた。

 ブレックスはレギュラーシーズン(RS)2試合を残し、通算49勝9敗。今季は3月2日の第24節(SR渋谷戦)で初の東地区首位に浮上すると、4月10日の第31節(群馬戦)でクラブ新記録の21連勝を達成するなど圧倒的な強さを見せて地区を制した。

 RSの勝率上位8チームで争うチャンピオンシップは2戦先勝方式で5月9日に開幕。ブレックスの準々決勝は同10日から宇都宮市の日環アリーナ栃木で行われ、ワイルドカード下位のチームと激突。決勝は同25日から横浜市の横浜アリーナで行われる。

 第3クオーター(Q)残り約3分、スチールからD.J・ニュービルの豪快なダンクに赤く染まった敵地が静まりかえる。ブレックスのリードはこの時点で11に広がり、千葉Jはたまらずタイムアウト。勝負どころで畳みかけた選手たちに、佐々宜央(さっさのりお)監督は「われながら、強いなと感じた」と賛辞を惜しまなかった。