帝国データバンク宇都宮支店は1日、居酒屋経営のきっすい(栃木市今泉町2丁目)が宇都宮地裁から破産手続きの開始決定を受けたと発表した。4月18日付。負債総額は推定約5千万円。
帝国データバンク宇都宮支店によると、きっすいは2004年設立。東武日光線新栃木駅近くの住宅街で居酒屋「きっすい」を経営し、刺し身や魚介料理を中心に提供していた。昼はうどんを提供していたほか、通販事業で豚の角煮を販売するなど、積極的な営業も行っていた。
新型コロナウイルス流行中の営業自粛やその後の集客難で売り上げが激減し、資金繰りが急速に悪化。各種支援制度などを活用して存続を試みたが、23年7月に事業を停止した。