登校する児童の見守り活動を行う従業員ら

 【上三川】日産自動車栃木工場は8日、しらさぎ1丁目のしらさぎ公園北側交差点などで子どもたちの交通安全見守り活動を行った。五月女峰行(さおとめみねゆき)工場長(52)をはじめ、管理監督者や人事総務部の従業員ら15人と上三川小の佐藤秀彦(さとうひでひこ)校長(59)が参加し、登校する児童らの安全を見守った。

 見守り活動は子どもたちを事故から守り、従業員の交通安全マナーを向上させることが目的。大型連休明けの出勤と児童の登校が重なることから、午前7時から約30分間実施した。

 同交差点には信号がなく、特に朝の通勤時間帯は交通量が多い。工場に向かって西から北へ左折する車によって、児童が横断歩道をなかなか渡れなかったり、安全が危ぶまれたりしていた。参加者は「横断中」と書かれた黄色の手旗を持ち、児童らを誘導した。

 同活動は9、10日も行う予定。五月女工場長は「地域貢献の意識と自動車会社としての責任を持って取り組んでいく」と話した。